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先生のインタビューコーナー

ことばキャンプ教室の先生を紹介するコーナーです。
ことばキャンプ教室の先生は本当に個性豊かな先生が揃っています。
そして先生同士お互いにその個性を認め合い、尊重し合う風土がことばキャンプ講師陣の中に根付いています。
子ども達の個性を、存在を認めていくことが私たちのミッションであるからには我々もそれを体現していくことが当たり前のことととして捉えています。
そんな個性豊かな先生達をここでは紹介していきたいと思います。

第一回目は大阪・京都で教室を開校しているりえ先生をご紹介させていただきます。

先生の名前: りえ先生

教室名:大阪高槻教室・新大阪教室・京都四条教室

運営教室:幼児・入学準備クラス、1・2年生クラス、3・4・5・6年生クラス

ホームページhttps://missrainy37.wixsite.com/kotobacamp

『ことばキャンプの理念を聞いたとき、心が震えました』

 

一人一人が自分の意見を持っていたオーストラリアの子どもたち

 

−りえ先生の経歴をお聞かせください。

2009年から英語教室を10年やっています。 小学校3年生ごろから英語を習い始め、そこで英語の楽しさに魅せられました。高校生の時には将来英語の仕事をやろうと決意! その後、社会人経験を経て、日本文化をオーストラリアで伝える国際交流のボランティアに参加し、1年間オーストラリアの各地を回り、小学校などで子供達と接する経験を積みました。社会人をやっている間も自分が通っていた英語教室の会社などのお手伝いを通して英語にはずっと携わっていました。

 

―そこで日本との教育の差を感じたと言うことですが具体的にはどういったことだったのですか?

はい、オーストラリアでは子ども一人一人が自分の意見を持っているんです。たとえおとなしい子であっても、しっかりとしたその子の意見を持っていることにとても驚かされました。

 

−そうですね、日本だとおとなしい子は意見を言わないと言う構図になってますからね。意見を言う機会がないと言うか。どうしておとなしい子でも自分の意見を持っているのでしょうか?

背景の一つには幼稚園でも取り組んでいる「Show&Tell」があると思います。

自分の好きなものをみんなの前で紹介し、友達から存在を認めてもらう、そんな練習を幼少期から積み重ねている子どもたちは、自分の意見を言う練習、人に質問する練習、人前で発表する練習を繰り返し行うことで表現力や考える力を身につけていると実感しました。

また、私はいくつかの家庭でホームステイを経験しましたが、そこでも親子の会話が日本より多いなあと感じました。そしてその親子の会話も親が常に子どもに選択肢を与えていることがとても印象的でした。

本当に日常生活の、例えば「サンドイッチを作るんだけど、形は三角か四角かどっちがいい?」などです。細かいことなのですがこういった意思決定を子どもがすることを繰り返すことで、子どもが自分自身に意識を向け、自分で決めるというプロセスを経て、そこが自己肯定感にもつながっていると感じました。

日本では親が「あなたはこっちが好きでしょう?」などと先回りして子どもに提供することが多いと感じています。

家庭でも幼稚園、学校においても子ども達が自分で考え、それを表現する機会が日本に比べてはるかに多いなと思いました。

 

◆ことばキャンプとの出会い

 

―なるほど。ことばキャンプにも「どっちにする?」ワークがありますよね。

日本に帰り、英語教室を運営されて、そこからのことばキャンプとの出会いはどういうタイミングでしたか?

英語の先生になり、7年ほど経った頃、子どもたちの表現力、周りの空気を読みすぎて自分の考えや意見が言い出せない子が多くなったと感じることが多くなり、英語の学習以前の課題に悩んでいました。

そんな時、ことばキャンプを知る機会がありました。

ことばキャンプの理念を聞いたときは心が震えました。私が求めていたものはまさにこれだと思ったんです。すぐに講師になることを決意し、まずは絵本ファシリテーターの養成講座を受け取得、その後、講師養成講座を受けました。

 

◆親子の居場所になる教室にしたい 

 

―早い決断だったんですね、笑

無事にことばキャンプの先生になり、現在は3つの教室を運営されていますね。通っていらっしゃるお子さん達の様子はいかがですか?

どのお子さんもことばキャンプを受けることによって何らかの変化が必ず起こるんです。そんな子ども達が変わっていく様子を見て喜びを感じています。

例えば自分の意見に自信がなかった子は、自分の事を見つめて自分で決められるようになったり、手を挙げるのも前に出るのも躊躇していた子が、できるよ!と一番に手を挙げて発表ができるようになったりします。

また発言するだけでなく、コミュニケーションに何より大切な相手の話を聞くことも、聞くことは相手の時間を大切にする事だと、自らの体験を通して理解を深め、必要な場面ではしっかり聞く態度を見せてくれるようになります。

 

―お子さんの変化は親御さんにとっても講師にとっても嬉しいことですね。

では、教室運営において工夫されていらっしゃることはありますか?

教室に入ってきたお子さんの今日の調子をまずは観察し、丁寧な対応を心がけています。また、関西のノリツッコミをうまく生かして、教室が明るくなるよう楽しくなるような教室づくりをしています。

 

−楽しそうな教室ですね

はい、お子さんの成長のサポートはもちろんのこと、親御さんには、ことばキャンプが一緒に並走していると思っていただきたいです。家庭だけでなく、ことばキャンプが親子の居場所となるような教室でありたいです。共にお子さんを見守るサポーターだと思ってもらいたいです。

 

―最後に「ことばキャンプの先生になってよかった」と感じていることをお願いします。

やはり子どもたちの成長を目の当たりにできる事です。その成長の場に居合わせることができることに喜びを感じています。

子どもたちの成長はどんな些細な事でも見逃しません。目の輝きや表情、声、態度が変わっていくのを感じたり、自分の事を一生懸命自分の言葉で伝えてくれる姿に毎回心が震えます。 また、保護者の方から、家庭や学校でのご様子がこんな風に変わって嬉しい、とご連絡をいただく時も、陰ながらですが保護者の方と共に心から喜びを感じます。

 

―ありがとうございました。大阪方面の方はぜひ、一度見学に行っていただきたいですね。

はい、現在、高槻・新大阪・京都四条の3箇所で教室を開いています。

お近くの教室にぜひいらしてくださいね。お待ちしています!

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