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LINEが発端で始まるいじめ

2015/08/29

 

LINEが発端で始まるいじめ。

 

先日、こんな話を聞いた。

 

A子は、仲良しグループから仲間外れになってしまった。

 

その発端となったのが、LINEで友だちと遊ぶ約束をしていたときのA子の発した

 

「なんでくるの?」

 

ということばだった。

 

A子は、「どんな方法で来るのか」交通手段を聞きたかった。

 

それが、グループの子どもたちは

 

「(来る必要ないのに)なんでくるの?」

 

と、感情的に受け取られて、「なまいきなヤツ」と非難が集中してしまった。

 

『それは、違う・・・』と、弁解をするまもなく、流れるLINE。罵倒のことば・・・

 

A子は、なすすべもなかった。

 

面と向かっていれば、表情や口調で相手の真意を推し量れる。

 

が、メールやLINEのことばではニュアンスは伝わらない。

 

ましてや、短く、感情的なことばのやりとり。

 

もし、A子が受け手がどのように受取るだろうか、ということに思いをめぐらせて

 

「どうやって来るの?自転車?歩き?」

 

と聞いていたら、事態は変わっていたはずだ。

 

必要なのは、ことばが相手にどのように受取られるかという、想像力。

 

自分の気持ちやニュアンスを、相手に的確に伝える語彙の豊かさ。

 

 

LINEやメールなどバーチャルなコミュニケーションが必須の時代だからこそ、

 

子どもたちの「ことば」を育てることに、もっと意識を向けなければならないと思う。

 

コミュニケーション力は、練習次第で上達します!